「クラブラウンジ」や「クラブフロア」って聞いたことはあるけど、詳しく知らない人も多いのではないでしょうか。
クラブラウンジはホテル滞在を楽しむうえでは、最高の滞在場所になります。
なぜなら、クラブラウンジは限られた宿泊客だけが利用できる専用ラウンジで、洗練されたサービスを受けながら自由に飲食ができる極上の空間だからです。
私もホテルに宿泊するときはクラブラウンジがあるホテルを選んで利用することが多いです。
この記事では、クラブラウンジのサービス内容や利用する方法を紹介していきます。
クラブラウンジに興味がある方やクラブラウンジを知らない人が理解できるように、わかりやすく解説していきます。
・クラブラウンジで提供されるサービス内容
・クラブラウンジを利用する方法
・クラブラウンジの利用料金
・クラブラウンジ利用時の注意点
クラブラウンジとは
ザ・キャピトルホテル 東急のクラブラウンジ(引用:楽天トラベル)
クラブラウンジは高級ホテルに用意されているラウンジのことです。
高層階にあることが多く、眺望がよい空間で飲食を楽しめます。
限られた宿泊客しか利用できないので特別感が高く、行き届いたサービスで質も高いラウンジになっています。
ラウンジが開いている時間帯であればいつでも出入りすることができ、自由に飲食ができます。
クラブラウンジは、5つ星ホテルのようなラグジュアリーホテルに用意されていることが多いです。
ただ全てのラグジュアリーホテルに用意されるわけではありません。
例えば「ザ・リッツ・カールトン東京」にはありますが「ザ・リッツ・カールトン京都」にはありません。
同じ系列のホテルでもラウンジの有無が変わるので注意してください。
クラブラウンジのサービス内容
クラブラウンジは「飲食の提供」をしてくれますが、常に同じ食事やドリンクが提供されるわけではありません。
時間帯によって、食事やドリンクの提供内容を変えてくれます。
主に次の4つのフードプレゼンテーションがあります。
・イブニングカナッペ
・ナイトキャップ
・朝食
アフタヌーンティ
15時前後の時間帯で提供されるのが『アフタヌーンティ』です。
パレスホテル東京のアフタヌーンティ(引用:一休)
アフタヌーンティでは、ケーキなどのスイーツと紅茶やコーヒーなどを楽しめます。
他の時間帯でもスイーツが用意されていることが多いですが、アフタヌーンティの時間帯だけ提供されるスイーツがあるので、注意してください。
簡単な軽食を終日提供して、アフタヌーンティのサービスがないクラブラウンジもあります。
イブニングカナッペ
18時ごろの時間帯に提供してくれるのが『イブニングカナッペ』です。
カクテルタイムと呼ばれて提供されることもあります。
ザ・プリンスギャラリー 東京紀尾井町のイブニングカナッペ(引用:楽天トラベル)
この時間帯は、アルコールが提供されます。
カクテルタイムは、クラブラウンジの醍醐味でもある時間帯なので、ぜひ利用するときは楽しんでください。
アルコールに合う軽食が提供され、素敵な眺望とともにアルコールを堪能できる極上の時間になります。
ナイトキャップ
イブニングカナッペの後の時間帯がナイトキャップとなり、チョコレートなどのスイーツを提供してくれます。
ザ・プリンス パークタワー東京のナイトキャップ(引用:楽天トラベル)
ナイトキャップを提供していないラウンジもあるので、注意してください。
朝食
7時ごろから10時ごろまでは、朝ごはんをラウンジで提供してくれます。
ホテルによっては、ラウンジではなくホテル内のレストランで提供してくれるところもあります。
グランド ハイアット 東京の朝食(引用:一休)
このように、ラウンジにアクセスする時間帯によって提供される内容が変わるので、すべての時間帯に行くと何倍も楽しめます!
特にイブニングカナッペの時間帯は、カクテルタイムとしてアルコールの提供がされます。
美味しい軽食と一緒にアルコールが飲み放題なので、お酒好きの人にとっては至福の時間帯です。
\ 全国各地のおすすめクラブラウンジを紹介 /
クラブラウンジを利用する方法
ザ・プリンス パークタワー東京のクラブラウンジ(引用:楽天トラベル)
クラブラウンジを利用する方法は大きく3つの方法になります。
・クラブフロアに宿泊する
・ラウンジ利用料を払う
ホテルの上級会員になる
多くのホテルではホテルグループに参加しています。
例えばリッツカールトンやシェラトン系列は「マリオットボンヴォイ」に参加しており、ヒルトンやコンラッド系列は「ヒルトンオナーズ」に参加しています。
各ホテルグループでは会員制度が用意され、宿泊数などに応じてランク分けをしています。
会員制度で上級会員になることで、クラブラウンジのアクセス権が与えられるホテルグループがあります。
主要ホテルグループの会員制度によるラウンジアクセス権を表にしました
ホテルグループ | ラウンジアクセス権のある会員レベル | 主なホテル系列 |
---|---|---|
マリオットボンヴォイ | プラチナエリート、チタンエリート、アンバサダーエリート | シェラトン、リッツカールトン、ラグジュアリーコレクションなど |
ヒルトンオーナーズ | ダイヤモンド会員 | ヒルトン、コンラッドなど |
ワールドオブハイアット | グローバリスト | グランドハイアット、パークハイアットなど |
ゴールデンサークル | ダイヤモンド会員 | シャングリ・ラ |
Accor Live Limitless | プラチナ会員、ダイアモンド会員 | プルマン、メルキュールなど |
IHGリワーズクラブ | 会員制度によるラウンジアクセス権なし | インターコンチネンタル、キンプトンなど |
ワンハーモニー | 会員制度によるラウンジアクセス権なし | オークラ、ニッコーホテルズなど |
※2022年3月現在
クラブフロアに宿泊する
クラブフロアはホテルが用意している特別フロアのことで、多くのホテルではクラブラウンジと同じ階(フロア)のことを言います。
クラブフロアの客室に宿泊すると、クラブラウンジを利用する権利が与えられます。
多くの予約サイトでは宿泊プランに『クラブフロアプラン』が用意されているので、予約することでクラブフロアに宿泊できます。
クラブフロアに宿泊すると、クラブラウンジの利用以外にも「クラブラウンジでチェックイン・チェックアウト」や「ジムやプールが利用できる」などの特典が用意されています。
クラブフロアについては、記事にまとめてますのでこちらを読んでください。
ラウンジ利用料を払う
上級会員やクラブフロアに宿泊していなくても、追加料金を支払うことでラウンジが利用できるケースがあります。
追加料金で利用できるラウンジの場合、アフタヌーンティやイブニングカナッペなどのフードプレゼンテーションごとに料金が発生します。
何度もアクセスができるクラブフロアに宿泊するよりもお得感はないですが、どうしても行きたい場合は追加料金を支払いましょう。
ラウンジを利用するための料金について
クラブラウンジを利用するためにどのくらいお金が掛かるのかは、気になるポイントです。
そこでこの記事では「クラブフロアに宿泊する場合の料金」と「追加料金を支払って利用する場合の料金」をまとめました。
クラブラウンジがお得であるか、あなた自身でジャッジしてみてください。
クラブフロアに宿泊
クラブフロアに宿泊する場合の費用を調査してみました。
ホテル名 | 通常フロア宿泊 | クラブフロア宿泊 |
---|---|---|
ザ・リッツ・カールトン東京 | 47,976円 | 66,354円 |
コンラッド東京 | 31,880円 | 52,380円 |
ザ・キャピトルホテル 東急 | 31,308円 | 58,696円 |
※上記金額は平日1泊2名分の料金(2021年7月一休調べ)
参考として、上記3か所のホテルで調査をしてみましたが、1泊2名で2万円前後の割増になります。
1人当たり1万円程度ですが、食事代や飲み物代(アルコール含む)を考えると決して割高ではありません。
私はホテルに滞在して美味しいご飯とドリンクを頂けるのが魅力的なので、クラブフロアをいつも選んでいます。
プランによってはもっとお得に利用できることもあるので、ぜひクラブフロアに宿泊してクラブラウンジを楽しんでみてください。
追加料金で利用する
通常フロアに宿泊したとき、クラブラウンジを利用するために必要な追加料金を調査してみました。
・コンラッド東京:1人あたり7,000円
※フードプレゼンテーション単位の料金
例えば、コンラッド東京のアフタヌーンティとイブニングカナッペに2名で行くと2万8,000円かかります。
クラブフロアに宿泊すると2名で2万円程度の追加なので、ラウンジを利用するならクラブフロアに宿泊する方が圧倒的にお得です。
実は、通常フロア宿泊客に追加料金でラウンジアクセスを許可しているホテルは多くはありません。
クラブラウンジ利用客(上級会員やクラブフロア宿泊者)の同伴者を有料で対応しているホテルは多いですが、通常フロアの宿泊客を追加料金で利用できるホテルは少ないので注意してください。
クラブラウンジがあるホテルの探し方
クラブラウンジはラグジュアリーホテルと呼ばれる高級ホテルに用意されています。
ただ、高級ホテルのすべてにクラブラウンジが用意されているわけではありません。
クラブラウンジを利用したい場合は、宿泊したいホテルにクラブラウンジがあるかをチェックする必要があります。
当ブログでは、ホテルごとや地域ごとにクラブラウンジがあるホテルをまとめているので、以下のリンクからチェックしてみてください。
\ 各ホテルブランドのクラブラウンジを紹介 /
\ 東京エリアはここから /
\ 大阪エリアはここから /
\ 沖縄エリアはここから /
クラブラウンジを利用するときの注意点
クラブラウンジを利用するときに、特に注意しておきたい点がこの2点です。
・子どもの同伴制限の有無
ドレスコードの設定
全てのクラブラウンジで設定されているわけではないですが、多くのクラブラウンジではドレスコードが設定されています。
ドレスコードレベルは「スマートカジュアル」であることが多いです。
正装である必要はありませんが、サンダルやジャージなどカジュアル感が強い服装は避ける必要があります。
スマートカジュアルってどんな服装?と思う方向けに、参考サイトをリンクしておきます。
男性向け:好印象に見える! スマートカジュアルの着こなし方 ~男性編~
女性向け:女性のスマートカジュアルはどんな服装?注意点・マナー、春夏秋冬コーデをご紹介
子どもの同伴制限の有無
クラブラウンジは子連れでも入ることはできますが、一部のホテルでは追加料金の支払いが必要です。
追加料金の対象になるのは、部屋の人数にカウントせずに添い寝で宿泊している子どもの場合がほとんどです。
ホテルのホームページに記載がありますので、チェックするようにしてください。
また、カクテルタイムとしてアルコールが提供されるイブニングの時間帯に子どもの利用をNGとしているラウンジがあります。
クラブラウンジでは落ち着いた雰囲気を提供しているため、夜の時間帯は子どもが入れないことがあるので子連れで利用されるときは注意してください。
こちらもホテルのホームページに記載がありますので、チェックするようにしてください。
おすすめのクラブラウンジ
東京都内
ザ・プリンス パークタワー東京(東京都芝公園)
引用:ザ・プリンス パークタワー東京 公式HP
東京タワーのすぐそばにあるホテルです。
東京タワーの夜景を見ながらお酒を飲めるぜいたくなラウンジです。
引用:ザ・プリンス パークタワー東京 公式HP
引用:ザ・プリンス パークタワー東京 公式HP
ホテル名 | ザ・プリンス パークタワー東京 |
---|---|
アクセス | 芝公園駅から徒歩3分 |
クラブラウンジの提供内容 | 朝食・ティータイム・カクテルタイム・ナイトキャップ |
公式ホームページ | https://www.princehotels.co.jp/parktower |
ザ・プリンス パークタワー東京
posted with トマレバ
東京都港区芝公園4-8-1 [地図]
ザ・キャピトルホテル東急(東京都溜池山王)
引用:ザ・キャピトルホテル東急 公式HP
ラウンジのコンセプトが和で設計されています。
都心の中心に位置しながら、静かで落ち着いた空間を楽しめるラウンジです。
引用:ザ・キャピトルホテル東急 公式HP
引用:ザ・キャピトルホテル東急 公式HP
ホテル名 | ザ・キャピトルホテル東急 |
---|---|
アクセス | 溜池山王駅直結 |
クラブラウンジの提供内容 | 朝食(休日のみ)・ティータイム・アフタヌーンティ・カクテルタイム |
公式ホームページ | https://www.tokyuhotels.co.jp/capitol-h/room/38051/index.html |
ザ・キャピトルホテル東急
posted with トマレバ
東京都千代田区永田町二丁目10-3 [地図]
ホテルニューオータニ(東京都赤坂見附)
引用:一休
ホテルニューオータニの一番の魅力は、フードプレゼンテーションが6つ用意されていることです。
ホテル御三家と呼ばれている超一流ホテルで、サービスを6パターンも受けられるのは極上の空間であること間違いなしです!
引用:一休
引用:ホテルニューオータニ 公式HP
ホテル名 | ホテルニューオータニ |
---|---|
アクセス | 赤坂見附駅または永田町駅から徒歩3分 |
クラブラウンジの提供内容 | 朝食・モーニングスナック・ランチ・アフタヌーンティ・オードブル・ナイトキャップ & チョコレート 提供内容の詳細はここからチェック! |
公式ホームページ | https://www.newotani.co.jp/tokyo/stay/exe/ |
ホテルニューオータニ
posted with トマレバ
東京都千代田区紀尾井町4-1 [地図]
\ 全国各地のおすすめクラブラウンジを紹介 /
まとめ
クラブラウンジは、宿泊中に自由に飲食ができる最高の空間です。
利用するためには、以下のいずれかの条件を満たす必要があります。
・クラブフロアに宿泊する
・追加料金を支払う
多くの利用者はクラブフロアに宿泊することでクラブラウンジを利用しています。
また専用ラウンジと聞くと格式が高くて緊張してしまうと思うかもしれませんが、心配はいりません。
私も高収入でもない普通のサラリーマンですが、よく利用しています。ハードルが高い空間ではないので安心してください。
子連れの方は「追加料金が掛かったり」「夜の時間帯に子どもの利用ができない」ラウンジもあるので、事前にチェックしておくことを忘れないで下さい。
クラブラウンジは、ホテルステイを幸せな体験にしてくれる空間です。
興味を持ってくれたかたは、ぜひ自分好みのクラブラウンジを探して体験をしてみてください。
クラブラウンジの宿泊記を見てみたいかたは、当ブログの宿泊記をチェックしてみてください!
最後まで見てくださりありがとうございました。